代表者プロフィール

こんにちは。当事務所代表の高橋克行です。

私は上記プロフィールにもある通り、昭和34年に山口市に生まれました。高校までを地元の学校で過ごし、慶應義塾大学に入学しました。大学のゼミではマーケティングを専攻し、外資系石油会社のエッソ石油（株）に入社しました。

会社において最初に配属されたのは、大阪家庭用製品支店というところで、LPGの小売業を営んでおられる奈良県の代理店さんを担当させていただきました。そこでは、自社系列の代理店さんの経営指導だけでなく、他社系列の代理店さんの新規開拓も担当しました。

社会人1年目で右も左もわからない中で、昼夜を問わず、代理店店主の方々と、どのようにしたらお店の経営が改善出来るのか、またいかにして中長期にお店を発展させることが出来るのかといったことを熱く論じ合う中で、一緒に目標を達成出来た時の感動は何物にも代え難く、今にして思えば、この時の感動体験が税理士として開業させていただく原動力になったと感じています。

その後、社内派遣制度により慶應義塾大学の大学院に留学する機会を得ました。ここでは、ケーススタディと称して、何百という会社のケースについて経営のあらゆる角度から学生間で討議していく中で、それぞれの会社を疑似経営しているかのような体験を得ることが出来ます。

このケーススタディを通じ、財務・会計・組織管理・マーケティング・生産管理といった経営のあらゆるスキルを学ぶことが出来ました。学生は半分以上が社会人で、ケースを離れて様々な業種の実情についてもありのままに情報交換することが出来たことも、貴重な経験になりました。

大学院から戻ってからは、本社において営業企画部や販売部門の管理担当部署、及び税務部などの各部署に配属されました。販売部門では新しい仕切り価格制度導入のためのプロジェクトチームのリーダーをさせていただいたり、税務部では本体のみならず関係会社の税務申告業務にも携わりました。

また、2000年のエッソ石油、モービル石油、ゼネラル石油、東燃の4社合併の前年の1999年からは人事部に配属となり、合併へ向けての種々の準備作業や合併後の人事制度の整合化に携わって来ました。特に2002年から6年間、工場の人事部として働いた経験は、いかにして人事の諸施策を工場の現場の人達に浸透させて行くかということについて、真剣に考えさせられる良い機会となりました。

工場マネジメントのみならず、労働組合幹部や現場の様々な部署の人達と膝詰めで意見交換し合う中で、何とか解決の糸口を見出して行くプロセスは実際に経験しないと分からないことばかりで、まさに合併の難しさを肌で感じることが出来ました。

退職前の2年間は本社の人事部に戻り、縦割り組織の弊害としての人事交流の停滞を打破すべく、社長をはじめ外人マネジメントとの定期的な部署間人事異動促進会議の開催を主導したり、新型インフルエンザの社内危機管理体制の整備にも携わりました。

26年間の企業勤務全般を通して、いわゆる石油メジャーとして最大手のエクソンの日本法人で勤務して来たことにより、業務手順書を含めた様々なマニュアル・規定・ポリシー類の整備、或いは監査を含めた強固な社内コントロールや安全管理基準などに見られる確立された総合的なマネジメントシステムを業務を通じて経験出来たことは私の貴重な財産となりました。

今後これらの経験を活かしつつ、税理士として精一杯頑張って行きますので、よろしくお願いします。